研究課題
若手研究
高齢の透析導入患者が年々増加しているが多くはその原因が不明であり、今後さらなる高齢化を迎える我が国において、その対策・原因解明が急務である。TFEBは、オートファジー経路を制御するタンパク質として近年脚光を浴びているが、腎老化におけるTFEBの役割はこれまで検討されていない。申請者は、尿細管特異的TFEBノックアウトマウスを2年齢まで飼育したところ、糸球体への異常な蓄積物の沈着を認め、それがアミロイド線維であることを見出した。高齢腎不全患者の一因となっている可能性があり、病態解明を行う。