糖尿病性腎臓病のポドサイトにおける転写因子Tcf21の機能解析

• 研究課題/領域番号: 24K19141
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分53040:腎臓内科学関連
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 寺本 直弥 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50973252)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 糖尿病性腎臓病

研究開始時の研究の概要

糖尿病性腎臓病は本邦における透析導入原因として最多の疾患である。糖尿病性腎臓病の根本的な治療法は存在せず、その病態解明と治療法の開発は重要な課題である。Tcf21は腎臓・肺・心臓発生に必須なbasic Helix-Loop-Helix (bHLH) 転写因子であり、成熟個体の腎臓ではポドサイトと間質細胞に高発現する。近年申請者はポドサイトのTcf21が糖尿病性腎臓病に保護的であることを見出した。本研究ではポドサイトのTcf21が糖尿病性腎臓病に保護的となる機序を明らかとし、糖尿病性腎臓病の病態解明ならびに治療法開発の基盤を形成する。