研究課題
若手研究
腎臓病の進行には酸化ストレスの関与が示唆されているが、酸化ストレスによる腎疾患の進展機序については不明な点が多い。その理由として、生体腎のリアルタイムな酸化ストレス評価が困難であることが一因として挙げられる。すでに脳内の酸化ストレスイメージングに応用されている核種である64Cu-ATSMを腎臓に適用し、生体内腎酸化ストレスをリアルタイムに可視化、定量化することを本研究の目的とする。本研究により、リアルタイム、かつ低侵襲性の、反復可能な酸化ストレスイメージング法が確立できれば、将来の腎疾患に対する抗酸化薬の治療効果判定の有望なツールに成り得る。