研究課題
若手研究
汎発型膿疱性乾癬(GPP)と急性汎発性発疹性膿疱症(AGEP)は皮膚の潮紅とともに無菌性の膿疱が全身に多発する稀な皮膚救急疾患である。本研究では、GPPとAGEP患者皮膚サンプルにおいてRNAシーケンスを用いた網羅的な遺伝子解析を行い、新規転写産物やスプライシングバリアントを同定し、GPPとAGEPを鑑別する新たなバイオマーカーを同定する。また、米国メイヨークリニックと協力し、北米と日本の患者集団の違いを探索する。本研究を通じて、GPPとAGEPの診断法の開発だけでなく、発症機序の解明にもつながることが期待される。