小児再生不良性貧血における自己抗体の探索

• 研究課題/領域番号: 24K19222
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 成田 幸太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (90837395)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 再生不良性貧血 / 小児 / 自己抗体

研究開始時の研究の概要

近年、成人の再生不良性貧血(Aplastic Anemia; AA)において高い感度と特異度を有する自己抗体が報告されたが、小児AAでは疾患特異的な自己抗体は同定されていない。我々は、10例の小児AA患者の網羅的タンパ ク質アレイによる自己抗体スクリーニングを実施し、5例で抗NT5C1A抗体を検出した。さらに、抗NT5C1A抗体は血液悪性腫瘍、免疫不全症、 健常者の検体からは検出されなかったことから、小児AAに特異的な自己抗体である可能性が示唆された。多数例の小児AAにおける抗NT5C1A抗体の解析結果と臨床像との関連性を検討することにより、小児AAの病態機構の解明を目指す。