研究課題
若手研究
全身性エリテマトーデス(SLE)は妊娠可能年齢の女性に好発する原因不明の全身性自己免疫性疾患である。完治という概念が存在しない本疾患において寛解状態を維持し、再燃を防ぐために従来の免疫学的指標のみならず新たなマーカーを見出すことが必要と考えた。申請者は既報にてperipheral helper T(Tph)細胞解析と臨床的寛解の関連に関して報告しており、本研究においては既報を元に臨床現場に応用可能なSLEの再燃リスクを評価する新たな指標を構築し、SLEに総合的寛解をもたらす新たな病態機構について解明することを目的とする。