研究課題
若手研究
新規の多菌型ハンセン病患者30例を対象に、WHO推奨のMDTに加えて無作為に脂質異常症治療薬のベザフィブラートSR錠 400 mgを1日2回に分けて連日内服とし、12ヶ月投与後に非投与群30例と治療効果を比較する。その項目は治療期間(Mann WhitneyのU検定)、「らい反応」の出現頻度比較、再発率の比較(χ2検定)である。さらに皮膚スメア検査を治療開始前後に行い、DNA抽出にて特異的な遺伝子(RLEP)発現量評価とmRNA抽出にてらい菌の16S rRNAの発現量をreal-time PCRで定量して菌のviabilityを推定する。