膵β細胞増量治療開発に向けたスクリーニングシステムの構築と新規増殖誘導因子の探索

• 研究課題/領域番号: 24K19279
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分54040:代謝および内分泌学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 菅原 裕人 東北大学, 大学病院, 助教 (70914000)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 膵β細胞増殖 / 化合物スクリーニング / 糖尿病

研究開始時の研究の概要

糖尿病において、インスリン産生細胞である膵β細胞量の減少は病態の基盤の一つであり、減少した膵β細胞量を回復させる治療薬の開発が求められているが、これまでに臨床応用に至った治療は存在しない。最近、我々は新たに開発したノックインマウスから単離した膵島の培養実験により、細胞増殖誘導因子による膵β細胞増殖を高感度に検出できるシステムを確立した。
そこで、本研究ではこのシステムを応用したハイスループットスクリーニングシステムを構築し、膵β細胞増殖を誘導する新たな化合物を探索する。臨床応用可能な新規膵β細胞増殖因子の発見により、治療薬の開発や膵島移植治療の進展が期待される。