研究課題
若手研究
オートファジーの起点となる隔離膜は、小胞体膜を起源として形成されている可能性が報告されているが、いずれも培養細胞での検討に留まっている。当研究室で作出した家族性中枢性尿崩症(FNDI)モデルマウスは、バソプレシン(AVP)ニューロンの小胞体内に異常タンパク凝集体が蓄積することによる細胞機能障害が病態の主体であり、小胞体内凝集体を標的としたオートファジーが誘導される。本課題では、連続ブロック表面走査電子顕微鏡を用いてFNDIマウスのAVPニューロンにおける小胞体膜と隔離膜の構造的関係性をin vivoで明らかにすることを目指し、オートファジーの病態解明に繋げる。