研究課題
若手研究
β細胞のアポトーシスは、いずれの病型の糖尿病においても病態進展の主要な機序であると考えられているが、それを抑制する有用な治療法は未だ確立されていない。本研究は血液凝固制御因子であるトロンボモジュリン(TM)の抗アポトーシス作用・抗炎症作用に着目し、糖尿病マウスによるin vivo 実験、および膵β細胞株を用いたin vitro実験により、TMの膵β細胞保護効果とメカニズムを明らかする。TMの糖尿病治療薬としての可能性を見出し、臨床応用への展開を計る研究基盤を構築する事を目指す。