H病類縁疾患モデルマウスを用いた腸管神経発生と腸管蠕動不全の分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K19316
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 笈田 諭 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90813543)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: Hirschsprung病類縁疾患 / 腸管神経形成異常症 / 腸管神経 / Ncx/Tlx2 / Ecel1/DINE

研究開始時の研究の概要

ヒルシュスプルング病類縁疾患(H病類縁疾患)は、腸管の神経節細胞が存在するにも関わらず腸閉塞や巨大結腸といったヒルシュスプルング病と類似した腸閉塞症状を示す疾患群である。その発生や病態の詳細な分子メカニズムは不明であり、その解明と根本的な治療の開発が望まれる。申請者らが開発したNcx-KOマウスは、腸管神経細胞が増加し、巨大結腸症を発症するH病類縁疾患モデルマウスであるが、腸管神経細胞増多の分子機構及び、腸管神経細胞の増多により腸管蠕動不良が引き起こされる機序の詳細は不明である。本研究では、Ncx-KOマウスの腸管神経細胞数の決定機構を追求し、H病類縁疾患の発症機序の解明と、新規治療開発の可能性を探る。