研究課題
若手研究
本研究は、一見すると正常と思われるグラフト肝においても、顕微鏡レベルでの線維化に個体差があり、その程度が移植後成績に影響を与える可能性およびそのメカニズムを模索することである。移植肝を微小線維化の程度によって細分化し移植術後を予測するという他に類をみない独自性を有しており。シリウスレッド染色により組織の線維化を最も鋭敏に検出する(Huang et al. Liver Int. 2013)。また非侵襲的肝線維化スコアが、予後予測因子として活用できるかを検討すること、微小線維化の程度により個別化治療を行える可能性を示すことを目的としている。