肝細胞癌に対するICI治療限界克服を目指した新規複合免疫療法の開発

• 研究課題/領域番号: 24K19334
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 藤原 康弘 山口大学, 医学部附属病院, 診療助教(4日/週) (60763175)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 癌

研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、肝細胞癌に対して根治を目指した新規治療法の開発である。切除不能肝細胞癌 (HCC) に対する免疫チェックポイント阻害剤 (以下、ICI) の治療効果をさらに増強させるための鍵が腫瘍の免疫原性を如何に高めるかという点である。我々は新規複合免疫製剤を開発し「根治切除可能HCCを対象とした周術期複合免疫製剤の第I相試験」を完了した。本製剤を投与した症例では、エフェクター期での免疫疲弊を示唆するデータも得られた。そこで本複合免疫製剤に加えて、ICIとの併用療法について患者由来オルガノイドとマウスの系で検討し、肝細胞癌に対して根治を目指した新規治療法の開発を目指す。