血栓予防処置を加えた、生体吸収性材料による人工門脈の環状移植

• 研究課題/領域番号: 24K19342
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
• 研究機関: 帝京大学
• 研究代表者: 高島 順平 帝京大学, 医学部, 助教 (20890247)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2028年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2027年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 人工門脈 / 生体吸収性材料

研究開始時の研究の概要

近年、肝胆膵領域の悪性腫瘍手術では、門脈や下大静脈に浸潤があっても合併切除が可能となってきた．しかし、臨床で使用可能な、感染に強く、緊急時に使用できる人工血管が開発されておらず、血管再建では他の部位から静脈を採取したり、人工物であるPTFEを使用したりされているのが現状である．そこで私は生体吸収性材料の人工静脈の開発を目指す．本研究で用いる生体吸収性ポリマーシートは、感染に強く、緊急時にも使用可能であり、また工学系で生産可能であり安価であることから画期的な研究であると考える．本研究の成果により、肝胆膵領域における切除率が向上し、手術成績の向上ひいては治療成績の向上につながると考える．