肺腺癌のリンパ節転移巣における特定のマクロファージによる癌細胞増殖機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K19426
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分55040:呼吸器外科学関連
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 樺澤 崇允 山形大学, 医学部, 講師 (80740662)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 肺腺癌 / リンパ節転移 / 腫瘍微小環境 / マクロファージ

研究開始時の研究の概要

肺腺癌のリンパ節転移の有無は臨床病期に大きなインパクトを与え、治療法の選択に影響する。リンパ節転移巣には腫瘍促進性に働くマクロファージ（Mφ）が存在することが知られている。本研究の目的は、肺腺癌のリンパ節転移形成のメカニズムを明らかにし、リンパ節転移を有する肺腺癌患者の予後を改善することである。予備実験から、特定のMφがLigandを産生し肺腺癌細胞の増殖を促進すると仮説を立てた。本研究では、肺腺癌のリンパ節転移巣の臨床サンプルを使用し、遺伝子レベルの空間解析と、組織レベルでの空間解析を組み合わせ、リンパ節転移巣のMφが肺腺癌細胞の増殖を促進する分子メカニズムを明らかにし、その機能を検証する。