研究課題
若手研究
JCOG0802試験の結果から、2㎝以下の小型肺癌において、従来の肺葉切除に比べて肺実質を温存する区域切除の方が、全生存期間が良好であることが示された。しかしながら、術後の呼吸機能は当初の予測値よりも温存されておらず、呼吸機能以外の肺のもつ機能 Non-respiratory function(NRF)が全生存期間に影響を与えた可能性が高い。肺実質の温存が、術後の身体活動量と持久力、筋肉量の温存に寄与し、結果的に全生存期間の延長に影響を与えるのではないかと考えた。これらの仮説をラットの肺切除モデルを用いた動物実験で証明する。