研究課題
若手研究
Trousseau 症候群は悪性腫瘍に伴う血液凝固亢進状態あるいはそれに起因する動静脈血栓症のことをさす。Trousseau 症候群を起こしやすい組織型として、膵臓および消化管のムチン産生腺癌が多く報告されている。本研究では、外科的手術材料における凝固因子および粘液形質の免疫組織化学染色を行い、Trousseau 症候群のリスク因子を解明する。また、in vivo における血栓形成経路を解明し、Trousseau 症候群を起こすリスクの高い悪性腫瘍の早期発見と新規治療法の開発を目指す。