研究課題
若手研究
特発性肺線維(idiopathic pulmonary fibrosis; IPF)は肺癌発症のリスク因子であり、IPF非合併癌 に比べて術後急性増悪や治療関連死が多く、有意に予後が悪い。近年IPF合併肺癌におけるゲノムプロファイリングやIPF肺の研究からその発癌過程においてウィルスの感染が示唆されている。本研究ではIPF合併肺癌、IPF非合併肺癌に対し、ヒトヘルペスウィルスやヒトパピローマウィルス感染の有無、次世代シークエンサーを用いたRb経路を中心とした遺伝子発現の網羅的解析を行い、IPF合併肺癌における遺伝子発現のパターン、ウィルス感染の影響や治療後急性増悪との関連を検証する。