研究課題
若手研究
本研究では、食道や肝臓・膵臓などの非心臓大手術を受ける患者において、シスタチンCや心筋トロポニンなどのバイオマーカーを検査することで、術後臓器障害を診断する。心拍数や一回拍出量などの循環パラメータに機械学習手法のひとつであるクラスタリングを適用することで、低血圧をサブタイプに分類する。低血圧サブタイプと術後急性腎障害・心筋障害との関連を検討することで、臓器障害のリスクが高い低血圧サブタイプを明らかにする。本研究により、術後臓器障害の発症機序解明に貢献できるほか、臓器障害を予防するための新規循環管理プロトコルの確立につながることが期待できる。