研究課題
若手研究
周術期生命予後に大きな影響を与える心血管系合併症のリスク分類は、運動耐容能や併存疾患に基づいたものが現在主流であるが、リスクに応じてどのような周術期循環管理をするべきかについて指針を示すことができていない。一方、術前心エコー図検査では、様々な循環動態の情報を得られるが、どのよ うにリスク分類に活かすべきか不明確である。本研究では、術前心エコー図検査で得られた多数のパラメーターを、データの類似性に基づいて患者を層別化する。そして、それぞれのグループにおける循環動態の特徴や周術期リスクを分析し、周術期循環管理の具体的な指針につながる新たなリスク層別化の方法の確立を目指す。