研究課題
若手研究
この研究では、ICUに入院した患者の下痢状態を詳細に分析し、下痢の有病率とその診断基準の妥当性を検討する。具体的には、2017-2018年の患者データを基に、排便の回数、性状、量を記録し、これらの情報から下痢の診断基準を評価する。さらに、下痢の診断基準が患者の生存に与える影響も分析する。最終的には、医療従事者が広く利用できる臨床的に妥当な下痢の診断基準を定義するため、疫学、集中治療、消化器内科の専門家によるデルファイ法を用いた議論を行う。この研究は、より正確な下痢の診断と治療への理解を深めることで、患者ケアの質の向上を目指す。