研究課題
若手研究
外傷や敗血症など高度な侵襲を受けた重症患者に対する急性期栄養療法における間接熱量測定の活用は未だ一般的でなく、有効な治療的介入についても不明瞭な部分が多いのが現状である。申請者らは「侵襲時の栄養代謝動態の変化と治療的介入の可能性」というテーマで先行研究を行い、間接熱量測定を活用した栄養代謝動態変化の把握の有用性や、脂質代謝指向型の治療的介入すなわち早期筋刺激(低強度の運動や特定条件の神経筋電気刺激;NMES)や栄養介入としての茶カテキン(EGCG)投与に代謝だけでなく生存率も改善しうるという蘇生的効果が期待されることを示してきた。本研究ではこれらの知見のさらなる臨床応用を目指し、3つの研究を並行して行う。