対象は、本大学病院にて脊椎固定術を施行し、主に体幹筋萎縮を伴う腰椎変性疾患の壮年期にあたる患者(年齢50~70, N=20)、高齢期に当たる患者(年齢>70歳、N=20)とする。コントロールは若年者の脊柱変形症例(10歳~19歳、N=20)とする。患者および家族にインフォームドコンセントを行い同意が得られた患者に対し、手術中に腰部多裂筋を約1㎝採取する。関節の可動性を抑制する脊椎固定術を施行する患者を対象としているため、筋採取による機能的な障害はない。その後、切片、蛋白、RNAの調査を行う。また、MRIや生体インピーダンス法などのデータも調査する。
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