研究課題
若手研究
腰痛の原因の半分は椎間板変性、椎体や椎間関節の骨棘が原因と言われている。椎間板変性には、遺伝的、生体力学的、環境的要因が関与している。このうち生体力学的な面から、力学負荷を感知するメカノセンサーPiezo1という遺伝子に注目した。Piezo1は、メカニカルストレスに応答して血管を形成し、関節軟骨や骨ではアポトーシスを誘導するが、椎間板でどのような働きをするかは分かっていない。本研究では、Piezo1と椎間板特異的な遺伝子との相互作用を遺伝子改変マウスを用いて生体内で明らかにし、Piezo1を標的とする椎間板変性抑制治療が可能かどうか検証する。