研究課題
若手研究
骨折治療の大原則は解剖学的に正確な3次元(以下3D)的整復を行うことである。CTの普及で、3D情報が比較的容易に取得可能となったが、医療被曝を伴う検査であるため、使用は限定的である。現状は正確な3D的整復を、単純X線画像などの2D画像を参考に実現させる必要がある。申請者らが開発した2Dの単純X線画像のみから3D骨形状を構築するAI技術を改良し、2D画像のみで完結する骨折3D治療AIシステムの構築を行う。本技術により、骨折治療における解剖学的な3D評価を2D画像のみで行うことが出来、骨折治療の成績向上に貢献するだけでなく、CT撮影が不要となり、医療被曝・コストの低減も大いに期待できる。