研究課題
若手研究
成人脊柱変形(ASD)患者に対する脊椎を矯正する手術は侵襲をともない、合併症発生率は高く、再手術を呈する症例も多い。また、術後は脊椎の可動性が失われ、日常生活に難渋する症例も少なくない。このようなASD患者は、単純な運動機能の低下だけでなく、脳と筋との疎通性の低下が起こっている可能性がある。そこで、リハビリテーションにおけるVirtual reality(VR)技術の有効性が脳神経内科領域で利用が加速していることに着目した。VRリハビリテーションの導入によりASD患者の症状、歩行状態および脊柱アライメントが改善するかどうかを調査する。