研究課題
若手研究
肩関節の腱板断裂は、疼痛や可動域制限の原因となり、現在腱板修復術が盛んに行われている。腱板が断裂すると、その起始である回旋筋が徐々に脂肪変性し、術後の再断裂や成績不良因子となってしまう。しかも、脂肪変性はその殆どが不可逆性であり、有効な手立てはなく腱板断裂治療の壁となっている。我々は、近年筋組織修復や変性の中心的役割を担っていることが解明されてきたマクロファージの機能に着目し、臨床応用を見据えて回旋筋脂肪変性におけるマクロファージの役割や機能の解明を行う。