プロリン異性化酵素Par14のアンドロゲン作用及び前立腺癌発症への分子メカニズム

• 研究課題/領域番号: 24K19669
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56030:泌尿器科学関連
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 内藤 美季 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (50989142)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 前立腺癌

研究開始時の研究の概要

プロリン異性化酵素は標的蛋白の立体構造を変化させる酵素だが、Par14は、病態との関連が不明のままであった。
我々は、Par14が細胞周期を制御していたCDKの役割を阻害し細胞成長を促すこと、Par14はアンドロゲン受容体のDBDドメインに結合し、転写活性を亢進させることを報告した。
今回、新たに作成したPar14 KOマウスを用いて、Par14が生理的なアンドロゲン作用や前立腺癌の発生と進行に果たす役割を明らかにし、前立腺癌細胞におけるPar14標的蛋白の網羅的同定を行い、その機能解析を行う。更に臨床的な解析も踏まえて、Par14が前立腺癌の治療ターゲットとなる可能性を明らかにする。