研究課題
若手研究
夜尿症は年齢とともに漸減するものの有病率の高い疾患である。夜尿症の病態の全容は明らかになっておらず、しばしば難治性の夜尿症となる患者も存在する。夜尿症の病態の可能性としてわれわれが新たに着目しているのは膀胱での尿再吸収機構と膀胱時計遺伝子の関与である。これまでに膀胱での尿再吸収機構と膀胱時計遺伝子に関するラットを用いた動物実験を行っており、膀胱尿路上皮のAquaporin-2が膀胱での尿再吸収機構の主役であることを報告してきた。本研究ではラットを用いた動物実験でラットの週数毎のAquaporin-2と時計遺伝子の発現を評価し、成長過程での尿再吸収機構と時計遺伝子獲得のメカニズムを明らかにする。