研究課題
若手研究
子宮体がんは、閉経後の女性で診断されることが多いが、近年若い女性でも罹患率が増加しており、40歳未満での罹患率は4%と推定されている。子宮内膜異型増殖症と子宮内膜に限局する類内膜癌(グレード1(G1)相当)では、妊孕性温存療法として高用量黄体ホルモン療法が考慮されるが、その有効性と安全性に関する質の高いエビデンスは不足している。また、妊孕性温存療法が奏効しない症例や再発する症例の臨床病理学的特徴についても不明である。本研究では機械学習を用いて、子宮内膜異型増殖症と子宮体がんに対する高用量黄体ホルモン療法症例の臨床病理学的情報を解析し、予後を含めた治療効果に関連する因子を明らかにする。