研究課題
若手研究
申請者らが独自開発したCT/MRI融合画像誘導マルチカテーテル組織内照射法は、予後不良な局所進行子宮頸癌の治療成績を大きく改善させてきた。一方で、周辺組織被曝による有害事象は著しいQOLを低下を惹起するため、放射線感受性予測による個別化治療戦略の開発は喫緊の課題である。申請者らが解明してきたエストロゲン伝達系がHPV関連腫瘍で治療抵抗性を誘導することも非常に興味深く、本研究はがん微小環境、とくに腫瘍免疫や低酸素状態に着目し展開する。そして多重免疫染色法とAI搭載イメージサイトメトリーを用いたがん微小環境の経時的動的解析により、放射線治療効果を予測しうる子宮頸癌個別化治療戦略の基盤を構築する。