頭頸部癌における新規ペプチドワクチンと免疫アジュバントの開発

• 研究課題/領域番号: 24K19743
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
• 研究機関: 旭川医科大学
• 研究代表者: 山木 英聖 旭川医科大学, 医学部, 助教 (70646067)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 腫瘍免疫

研究開始時の研究の概要

BrachyuryはEMT、癌幹細胞に関連しているため、再発・転移病変でBrachyuryが高発現している可能性が高い。Brachyuryを標的として癌ペプチドワクチン療法のBrachyuryの発現や機能解析を行うことで頭頸部癌の予後不良患者を見分ける新たなバイオマーカーとなる可能性がある。使用するBrachyuryペプチドはキラーT細胞も誘導可能なアミノ酸配列が含まれており、さらなる腫瘍縮小効果をもつ可能性がある。さらに、Brachyuryを標的とした癌ペプチドワクチン療法の確立は、免疫チェックポイント阻害薬の効果を増強するための新たな治療戦略として期待される。