鼻副鼻腔非扁平上皮癌における高リスク型ヒトパピローマウイルス感染の解明

• 研究課題/領域番号: 24K19760
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
• 研究機関: 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター)
• 研究代表者: 本郷 貴大 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 頭頸科医師 (50963120)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 鼻副鼻腔癌 / 高リスク型ヒトパピローマウイルス / 非扁平上皮癌

研究開始時の研究の概要

高リスク型ヒトパピローマウイルス（HPV）感染による発癌は、全癌の約5%とされ、頭
頸部癌においては約20-25%、鼻副鼻腔癌扁平上皮癌では約10-30%である。しかし鼻副鼻腔非扁平上皮癌におけるHPV感染は不明であり、治療戦略も定まっていない。
本研究では、鼻副鼻腔非扁平上皮癌における高リスク型HPV感染の臨床病理学的特徴
および遺伝子発現の解明を目指す。本研究は鼻副鼻腔領域におけるHPV感染の新たなクライテリアとなり、今後の正確な病理診断に結び付く可能性がある。さらには臨床病理学的特徴や遺伝子発現を解明することで、新たな治療戦略の探索やHPVワクチン接種の啓蒙につながると考える。