研究課題
若手研究
咽喉頭早期癌の増加に伴い,頭頸部外科領域での鏡視下経口手術が発展してきた。しかしその基本手技の普及と向上に際し,消耗品機器が高コストゆえに保険点数の低い良性疾患手術への拡大が妨げられ習得機会の制限が大きな障壁となっている。開発・製品化したリユーザブル機器は,他の高額なディスポーザブル機器を併用することなく採算性を考慮せず鏡視下手術に使用可能な汎用性を実現した。本研究では,咽喉頭良性疾患の経口手術(良性腫瘤摘出術・口蓋扁桃摘出術)に各種高周波出力装置および上記の器具を用いる新たな鏡視下咽喉頭手術環境を導入し,鏡視下手術の手技の修練機会の拡大,およびその将来的発展と進歩に寄与することを目的とする。