ヒト生体における網膜神経節細胞障害のメカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 24K19787
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56060:眼科学関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 中野 絵梨 京都大学, 医学研究科, 医員 (30963334)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
• キーワード: 網膜神経節細胞

研究開始時の研究の概要

網膜神経節細胞（RGC）は視覚に不可欠な細胞だが、様々な疾患で障害される。代表的な眼疾患である緑内障は全世界でも失明原因の第2位を占める疾患である。しかし既存の方法ではヒト生体において非侵襲的にRGC障害を評価することが出来ず、RGC障害がどのように進行するか、詳細は明らかになっていない。当院は長年キヤノンと共同研究を進めてきたプロトタイプの補償光学光干渉断層計（AO-OCT）を有する。パイロット研究で既にヒト生体における非侵襲的なRGCの可視化に成功している。ヒト生体におけるRGC障害のメカニズムが分かれば、神経保護治療や再生治療の治療効果判定にも有用な新規バイオマーカーとなる可能性がある。