エナメル上皮腫における幹細胞的性格が腫瘍の発症・再発に及ぼす影響

• 研究課題/領域番号: 24K19849
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57020:病態系口腔科学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 後藤 弓里子 東北大学, 大学病院, 医員 (60908672)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: エナメル上皮腫 / 幹細胞 / 治療抵抗性

研究開始時の研究の概要

エナメル上皮腫は歯原性腫瘍の中ではとりわけ発生頻度の高い代表的な腫瘍である。しかしながら、エナメル上皮腫の再発又は癌化の発生機序は十分に解明されておらず、医療者が腫瘍をコントロールできていない。エナメル上皮腫の再発又は癌化の発生機序を解明するには、癌化において主要な役割を担う腫瘍幹細胞の動態を明らかにする必要がある。近年の研究では、『幹細胞の可塑性』が提唱され、幹細胞は幹細胞自身または分化細胞のいずれかに分裂するかを柔軟に決定していることが分かってきている。本研究では組織解析・細胞解析・遺伝子解析の手法を用いてエナメル上皮腫における幹細胞の動態を明らかにし、治療抵抗性の解明を目指す。