口腔癌に対するセツキシマブ療法におけるADCC活性増強の試み

• 研究課題/領域番号: 24K19866
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57020:病態系口腔科学関連
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 中村 泰士 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20936075)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: セツキシマブ / EGFR / ADCC活性 / 口腔癌

研究開始時の研究の概要

EGFRは口腔癌で過剰発現している。セツキシマブは、生体内においては免疫学的効果としてADCC活性を有する事が特徴である。ADCC活性は、癌細胞に結合した抗体がNK細胞のFc受容体結合する事によって惹起される免疫反応であるが、進行した癌患者には免疫抑制状態にありこのADCC活性が損なわれていると考えられている。また、NK細胞のFc受容体の遺伝子多型によりセツキシマブの治療効果に差があるとの報告もある。そこで本研究では、口腔がん細胞において、セツキシマブに活性化NK細胞療法を併用する事でADCC活性が増強するか否か、またFc受容体の遺伝子多型とADCC活性との関連について検討を行う。