研究課題
若手研究
私たちは過去の研究で、咀嚼運動(食物などを口腔内で噛むこと)を行うことで口腔内と皮膚におけるSIgA(抗体の一種)とhuman β-Defensin(抗菌ペプチドの一種)の発現量が増加することを明らかにしました。しかしながら、歯科治療によって咬み合わせや咀嚼機能を回復することが、免疫成分の産生に影響するかどうかは不明確です。本研究では歯科治療によって咬み合わせや咀嚼機能の回復し、その前後で免疫成分を定量してその変化について検討します。本研究の遂行により、歯科治療によって咬み合わせや咀嚼機能を回復することの有用性を、免疫機能の向上という観点から明らかにできると考えます。