難治性口腔がんの高次エピゲノムを標的とした新規診断・治療法の開発

• 研究課題/領域番号: 24K19999
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 山本 達郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (90844770)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 口腔がん / エピゲノム / クロマチン高次構造

研究開始時の研究の概要

細胞核内に留まった非コードRNAが3次元クロマチン構造の形成に関わり、遺伝子の発現調節に寄与していることが近年明らかになってきた。このエピゲノムの調節機構は、治療耐性を有するような難治性がん細胞の個性の形成に重要であると考えられるが、詳細な分子機構は未だ不明である。本研究では、難治性口腔がんに特異的な非コードRNAの同定と高次エピゲノム異常の解明を行い、新たな診断法の開発とエピゲノム制御を標的とした新規がん治療の創出を目的とする。この研究による非コードRNAを介したエピゲノム変化を理解することは、重要な生命現象の解明に繋がることが期待される。