口腔扁平上皮がん微小環境の分子機構解析と治療への応用

• 研究課題/領域番号: 24K20001
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 札幌医科大学
• 研究代表者: 関口 翔平 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50894052)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 腫瘍微小環境 / がん関連繊維芽細胞 / がん間質関連遺伝子 / 頭頸部扁平上皮癌 / 腫瘍免疫

研究開始時の研究の概要

口腔がんの5年生存率は約60％であり、口腔がん治療における新たな治療標的が求められている。がん組織は、がん細胞、間質細胞、およびそれらを取り囲む細胞外マトリックスから成る腫瘍微環境を構成している。がん関連繊維芽細胞（CAF）は腫瘍微小環境を構成する主要な細胞であり、腫瘍促進に働くことが多くのがん種で報告されている。本研究は、新規がん間質関連遺伝子であるAEBP1 (adipocyte enhancer binding protein 1, 別名ACLP) が口腔扁平上皮がん(OSCC)のCAFにおいて高発現していることに着目し、OSCCにおけるACLPの機能を解明する。