われわれは2022年に3Dプリンティング技術の一つである積層造形法を使い、チタン粒子から顎骨形態に応じて成形可能なフルカスタムデバイスを開発・実用化に成功した。さらに積層造形チタンに抗菌性と骨形成促進のバイファンクショナルな機能を付与することでより感染リスクの高い口腔外科領域での実用性を高めるヨウ素処理法を考案し、in vitroで実証した。この研究では、世界で初めての生体内での抗菌性と骨形成促進のバイファンクショナルな積層造形チタンの生体内実証試験を行い、新たな再建用デバイス開発、ヒトでの実用化のための基礎的動物研究を実施する。
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