研究課題
若手研究
「お口ぽかん」(口唇閉鎖不全)は、口腔機能発達不全症の一病態であり、小児の成長過程において顎顔面形態だけではなく心身へも影響を及ぼす。これまでに、我が国の約3割が「口唇閉鎖不全」該当し、年齢とともに増加することことを明らかにした。「口腔機能発達不全症」が保険収載されて以降、歯科医療全体で広く診断されることとなったが、診断基準の臨床症状や病態例の具体性が十分とはいえない現状にある。本研究は、口腔機能発達不全症のチェックリストおける咀嚼機能の定性的・定量的な診断基準の作成を目的に実施する。本研究成果により、年齢に応じた診断基準の構築と口腔機能発達不全症における診断スキームの充足が可能となる。