研究課題
若手研究
唾液減少と涙液増加が認められる老化模倣マウスのRNA-Seq解析から同定された、外分泌能維持に関わる新たな分子標的(36因子)を活用し、老齢マウスの唾液分泌不全の治療を図ることを目的とする。同定された因子の中でも脂質代謝に関わるAwat2(acyl-CoA wax alcohol acyltransferase 2) やMup5 (major urinary protein) は特に顕著な変動を示した。脂質代謝の改善は老化の進行を遅らせることができることから、本研究ではAwat2とMup5に着目し、過剰発現もしくは発現抑制が老齢マウスの唾液分泌能やアミラーゼ分泌能を改善するかを明らかにする。