研究課題
若手研究
よく噛んで咀嚼することによって、食後の高血糖の是正が期待できると言われている。しかし、「よく噛んで咀嚼する」とは、食物を粉砕することが重要なのか、時間をかけて咀嚼することが良いのか、それにより血糖上昇をどれくらい抑制できるのかなど、咀嚼と糖尿病の間には明らかにされていない謎が多く存在する。本研究では、咀嚼に何らかの問題をもつ者が多い高齢糖尿病患者を対象として、「咀嚼」を、どれくらい噛めるのか(咀嚼機能)と、どのように噛んでいるのか(咀嚼行動)の2つの側面から捉え、血糖コントロールは24時間持続的にモニタリングを行うことにより、食後の高血糖や血糖変動を詳細に評価する。