研究課題
若手研究
アレナウイルス科のラッサウイルス(LASV)は、毎年西アフリカを中心に流行し、ヒトに対して致死性を示し、感染力が高く、かつ有効な治療法やワクチンが十分に確立されていない。LASVの表面糖タンパク質は、未成熟な糖鎖構造(ハイマンノース型)による修飾を多く受けていることが報告されている。本研究では、アレナウイルス科のLCMVおよびJUNV(フニンウイルス)の糖タンパク質の糖鎖修飾パターンを解析し、ハイマンノース型糖鎖の存在比を明らかにする。 本研究で実施する糖鎖修飾パターン解析とin vitro薬効評価により、アレナウイルス糖タンパク質の糖鎖が抗アレナウイルス薬の標的となるか明らかになる。