研究課題
若手研究
本研究では、インドネシア原産ジャワショウガの抽出成分である「バングレン」の抗微生物学作用を明らかにすることで歯周病予防への応用を目指す。ジャワショウガは古くから食品や伝統薬として安全に利用されており、バングレンには脳機能改善効果が報告されている。本研究では、新たなバングレンの効果として、歯周病菌に対する抗菌活性やバイオフィルム(歯垢)の形成阻害効果を検討する。近年、歯周病は全身疾患との関連が指摘されており、バングレンを用いた新たな歯周病予防法の開発は口腔内への効果にとどまらず、全身疾患の重症化予防など幅広い面から健康の維持・増進に繋がることが期待できる。