研究課題
若手研究
膝痛は、要介護状態の主要な危険因子であり、その予防対策は喫緊の課題である。膝痛は、身体不活動、座り過ぎ、睡眠不足が関連因子として報告されているが、加速度計などの客観的指標を用いた評価がなされていないことから、膝痛の予防・改善における至適用量は不明である。また、これらの行動と膝痛の関係は双方向性を有していると考えられるが、双方向の関連性は検討されていない。そこで本研究では、高齢者の膝痛予防・改善の介入策構築に資する科学的根拠を創出することを目的とし、①高齢者における身体活動・座位行動・睡眠の実態把握、②膝痛の予防・改善における各行動の至適用量の検討、③膝痛と各行動の双方向の関連性を検討する。