研究課題
若手研究
過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者又は退職した労働者がいた事業所の割合は10.1%であり(令和3年度労働安全衛生調査)、メンタルヘルスへの対策が喫緊の課題である。本研究では、 2015年より滋賀県甲賀市の市職員約2000名を対象に、睡眠やメンタルヘルスおよびQOL、生産性、休業などに関する質問紙調査を毎年実施しており、2018年と2019年には脳波計測を実施した。睡眠習慣、眠気、不眠などの睡眠に関する変数を縦断的に解析し、メンタルヘルスや休業などのアウトカムとの因果関係を求めることで、労働者のメンタルヘルス向上において推奨される睡眠習慣の指標を同定する。