研究課題
若手研究
2020年、児童虐待防止法改正の施行により、体罰によらない子育てのための保護者支援プログラムの提供を社会全体で考える必要性が高まった。児童虐待の一次予防に資する養育者への支援の機運が高まっている中、提供できる支援の確立が喫緊の課題である。Child-Adult Relationship Enhancement(以下、CARE)は、子どもと接する機会のあるすべての大人に対する心理教育的介入プログラムである。本研究では、幼稚園や保育所、認定こども園にCAREを実施し、幼稚園教師や保育士への支援者支援を通じて養育者への子育て支援のポピュレーションアプローチとしてのCAREの有用性を評価する。