研究課題
若手研究
法医学で取り扱うことの多い虚血性心疾患や脳出血は今後も増加することが予想される。責任血管病変の同定及び詳細な病理組織学的解析には組織切片を広範囲に連続切片で作成するのが確実な方法ではあるものの、法医学の多忙な状況では現実的でない。本研究の目的は、脳及び心臓の細動脈病変に対して軟組織micro-CTイメージング法と組織透明化法を併用し、非破壊的な高精細3次元的形態解析法を構築することで、責任血管病変の病理組織学的解析を効率的にピンポイントで実行可能にすることである。